5/19文学カフェ南部くまこ氏
5月19日(土)に福井市出身の作家・南部くまこ氏をお招きして、文学カフェを開催しました。
講演は「少女小説の魅力とこれから」と題して、少女小説の歴史や、影響を受けた作家などについて紹介しました。その中で、少女雑誌は少年雑誌より14年遅れて明治35年に創刊されたこと、その後、夢のようなきれいな世界と現実的な世界を描く時代が交互に訪れたこと、少女小説から少女漫画に読者が流れたものの、1980年代に氷室冴子、久美沙織、正木ノンといった作家が登場し、再び少女小説ブームを巻き起こしたことなどを話しました。また、南部氏は、少女時代に氷室冴子の小説を愛読していたそうです。女の子であることを祝福している作品世界に魅了され、自分を重ね合わせることができる主人公に初めて出会えたというエピソードを語りました。
参加者からの質問のコーナーでは、小説を執筆するためには書き続けることが大事であるということや、十代の感性を大切にしてほしいなど、自身の体験に基づくアドバイスが語られました。参加者は現役で活躍している地元出身の若手作家と間近に接し、文学に親しむ有意義な時間を過ごすことができました。( 参加者:33名)
講演は「少女小説の魅力とこれから」と題して、少女小説の歴史や、影響を受けた作家などについて紹介しました。その中で、少女雑誌は少年雑誌より14年遅れて明治35年に創刊されたこと、その後、夢のようなきれいな世界と現実的な世界を描く時代が交互に訪れたこと、少女小説から少女漫画に読者が流れたものの、1980年代に氷室冴子、久美沙織、正木ノンといった作家が登場し、再び少女小説ブームを巻き起こしたことなどを話しました。また、南部氏は、少女時代に氷室冴子の小説を愛読していたそうです。女の子であることを祝福している作品世界に魅了され、自分を重ね合わせることができる主人公に初めて出会えたというエピソードを語りました。
参加者からの質問のコーナーでは、小説を執筆するためには書き続けることが大事であるということや、十代の感性を大切にしてほしいなど、自身の体験に基づくアドバイスが語られました。参加者は現役で活躍している地元出身の若手作家と間近に接し、文学に親しむ有意義な時間を過ごすことができました。( 参加者:33名)