7/10出前文芸創作教室

 7月10日(火)に、福井市至民中学校において、詩人の黒田不二夫氏を講師に、詩に関する出前文芸創作教室を開催しました。
 前半は「詩を書くためのヒント」と題し、意外な言葉を組み合わせること、普通だと思っていることを否定すること、比喩は一つではなく重ねて使うこと、普通の行動に別の意味を足して深みを与えること、不思議な物語のような導入も効果があることの五つの方法を紹介しました。また、実際にこれらの方法を生かした詩を紹介し、生徒たちは表現を工夫することによっていかに心を惹きつける詩になるかを実感しました。
 後半は、詩作を行いました。はじめはなかなか書き始めることができませんでしたが「今目に見えるもの」や「最近心に残ったこと」を題材にとりあえず書き始めてみよう、などの声かけにより、次第に黙々と取り組んでいきました。生徒たちはいったん書き始めると、思いを詩で表現することに集中していました。
 詩で自分の気持ちを伝えるためには表現する言葉の工夫が必要であり、生徒たちは、表現を生み出す楽しさを感じていました。