7/13出前文芸創作教室

７月１３日（金）、坂井市立坂井中学校において、俳人の中内亮玄氏を講師に、俳句に関する出前文芸創作教室を開催しました。
　最初に俳句の基礎や簡単な歴史に触れ、十七音の最も短い定型詩として世界中に俳句が広がっている現状や、俳句に季語を入れるようになった経緯、現代俳句が表現する上で第一に考えていることについて語りました。
　次に、青春を詠んだ俳句の穴埋め問題に取り組みました。句に込められた著名俳人の思いを紹介した上で、ふさわしい言葉を皆で当てていきました。生徒たちが正解を知った時の「その言葉は全く思いつかなかった」という驚きや「確かにその言葉だと深い思いが伝わる」といった共感がとても印象的でした。言葉を選んだ理由について、ユニークな発言をする生徒もみられ大いに盛り上がりました。
　最後に、山口誓子の「学問のさびしさに堪え炭をつぐ」を紹介し、自分が何かを成し遂げ成長できるのは、一人で孤独と向き合っている時であり、つらくてもそういう時間を大切にしなければならないと締めくくりました。