11/7,12/5,11出前文芸創作教室
11月7日(水)、武生高等学校池田分校において、俳人の中内亮玄氏を講師に、俳句に関する出前文芸創作教室を開催しました。
最初に生徒が創作した俳句を一句ずつ取り上げ、良い点や改善点を説明しました。その中で、事実をありのまま表現するのではなく、比喩を使ったり誇張したりすることが俳句の面白さであることに触れ、それを俳句用語では「虚」と呼んでいると紹介しました。また、自分の句を説明した生徒の文章が知らずに五七調になっていることに触れ、五七調は日常的に使われており、難しく考えず素直に表現すれば自ずと作句できると話しました。
次に、著名俳人が青春を詠んだ俳句の穴埋め問題に取り組みました。句に込められた思いから皆でふさわしい言葉を当てていきながら、生徒たちは俳句に使われている言葉の重要性を認識していました。
最後に、山口誓子の「学問のさびしさに堪え炭をつぐ」を紹介し、一人で孤独と向き合わなければ何かを成し遂げることはできず、そういう時間を大切にしてほしいと締めくくりました。
12月5日(水)、福井市川西中学校において、俳人の中内亮玄氏を講師に、出前文芸創作教室を開催しました。前半は、俳句の五七調が日頃よく耳にし親しんだものであることや、俳句には日本人の豊かな季節感が季語を使って表現されていることについてわかりやすく説明しました。また現代俳句では、季語や字数にこだわらず自由に表現することもあると解説しました。
後半、生徒たちは青春を詠んだ著名俳人の句の穴埋め問題に挑戦しました。中内氏が句に込められた作者の気持ちを説明すると、それをヒントに生徒たちはふさわしい言葉を次々と発表し、楽しみながら表現のすばらしさ、言葉の大切さを学びました。
最後に、山口誓子の「学問のさびしさに堪え炭をつぐ」を取り上げ、「勉強でも部活でも一生懸命に取り組むことは孤独なことであり、その孤独に耐えてこそ目標を達成することができる」と生徒たちに語りました。 (参加者53名)
12月11日(火)、県立坂井高校において、歌人の紺野万里氏を講師に、短歌に関する出前文芸創作教室を開催しました。
最初に紺野氏は、短歌の長い歴史、日本だけでなく欧米を中心にして世界中に愛好者がいることを紹介しました。そして福井にゆかりのある作品の鑑賞や秀歌の穴埋め問題、ペアになって独楽吟を作る作歌などを通して、短歌は身近で親しみやすく自由な表現ができることを伝えました。また、東日本大震災の思い出を詠んだ歌集『震災三十一文字』の作品を解説し、つらい気持ちも簡潔に美しく表現できるので、こんなにも多くの短歌が詠まれたのだろうと語りました。
その後、各々の生徒たちが作歌に取り組みました。「上の句に風景や観察したこと、下の句に心情を入れる構成にすると作りやすい」というアドバイスを参考に、自分の思いを表現する楽しさを十分に味わいました。 (参加者 13名)
最初に生徒が創作した俳句を一句ずつ取り上げ、良い点や改善点を説明しました。その中で、事実をありのまま表現するのではなく、比喩を使ったり誇張したりすることが俳句の面白さであることに触れ、それを俳句用語では「虚」と呼んでいると紹介しました。また、自分の句を説明した生徒の文章が知らずに五七調になっていることに触れ、五七調は日常的に使われており、難しく考えず素直に表現すれば自ずと作句できると話しました。
次に、著名俳人が青春を詠んだ俳句の穴埋め問題に取り組みました。句に込められた思いから皆でふさわしい言葉を当てていきながら、生徒たちは俳句に使われている言葉の重要性を認識していました。
最後に、山口誓子の「学問のさびしさに堪え炭をつぐ」を紹介し、一人で孤独と向き合わなければ何かを成し遂げることはできず、そういう時間を大切にしてほしいと締めくくりました。
12月5日(水)、福井市川西中学校において、俳人の中内亮玄氏を講師に、出前文芸創作教室を開催しました。前半は、俳句の五七調が日頃よく耳にし親しんだものであることや、俳句には日本人の豊かな季節感が季語を使って表現されていることについてわかりやすく説明しました。また現代俳句では、季語や字数にこだわらず自由に表現することもあると解説しました。
後半、生徒たちは青春を詠んだ著名俳人の句の穴埋め問題に挑戦しました。中内氏が句に込められた作者の気持ちを説明すると、それをヒントに生徒たちはふさわしい言葉を次々と発表し、楽しみながら表現のすばらしさ、言葉の大切さを学びました。
最後に、山口誓子の「学問のさびしさに堪え炭をつぐ」を取り上げ、「勉強でも部活でも一生懸命に取り組むことは孤独なことであり、その孤独に耐えてこそ目標を達成することができる」と生徒たちに語りました。 (参加者53名)
12月11日(火)、県立坂井高校において、歌人の紺野万里氏を講師に、短歌に関する出前文芸創作教室を開催しました。
最初に紺野氏は、短歌の長い歴史、日本だけでなく欧米を中心にして世界中に愛好者がいることを紹介しました。そして福井にゆかりのある作品の鑑賞や秀歌の穴埋め問題、ペアになって独楽吟を作る作歌などを通して、短歌は身近で親しみやすく自由な表現ができることを伝えました。また、東日本大震災の思い出を詠んだ歌集『震災三十一文字』の作品を解説し、つらい気持ちも簡潔に美しく表現できるので、こんなにも多くの短歌が詠まれたのだろうと語りました。
その後、各々の生徒たちが作歌に取り組みました。「上の句に風景や観察したこと、下の句に心情を入れる構成にすると作りやすい」というアドバイスを参考に、自分の思いを表現する楽しさを十分に味わいました。 (参加者 13名)