第3回文章講座 森重良太氏(新潮社 編集者)
開催日 | 2019年9月29日(日) |
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開催時間 | 14時00分~15時30分 |
会場 | 県立図書館 研修室 |
内容 | さまざまな文筆業の方から文章の書き方のコツやテクニックを学ぶ、3回シリーズの第3回目です。 |
講師 | 森重良太氏(新潮社 編集者) |
参加費 | 無料 |
定員 | 30名(要申込) |
申し込み方法 | ご氏名、電話番号、をFAX、メールにてお申し込みください。 直接、文学館窓口に申し込むこともできます。 |
関連ファイル | 第3回文章講座チラシ(pdf 161kb) |
第3回文章講座 実施報告
9月29日(日)に第3回文章講座を開催しました。今回は新潮社の森重良太氏を講師に、「ひとに伝わる文章〈構成〉術」と題してお話しいただきました。
森重氏はまず、エッセイの語意は「試す」であり、モンテーニュが自著のタイトルを「エッセイ」としたのは、様々な出来事について自分の考えを書くことを試みた、という表明であったことを紹介しました。
エッセイの基本が自分の思いを伝えることであると確認した後は、新聞のコラムを例に、読みやすい字数や構成のあり方について話しました。特に構 成については、音楽や映画など多くの分野で同じ型が使われていることに触れ、見たまま感じたままを自由に書くだけでは他人に思いが伝わる文章にはならないと述べました。そして読者を惹きつけるエッセイを書き上げる方法として、エッセイを構成するそれぞれのパーツの特徴を明確にしつつ、書くべき内容の違いや感情の込め方を説明しました。
参加者からは、「わかりやすく、しかも楽しいお話で、自分もエッセイを書きたくなった」「紹介された作品が素晴らしく、手本にしていきたい」など多くのメッセージが寄せられ、満足度の高さが伺われました。
森重氏はまず、エッセイの語意は「試す」であり、モンテーニュが自著のタイトルを「エッセイ」としたのは、様々な出来事について自分の考えを書くことを試みた、という表明であったことを紹介しました。
エッセイの基本が自分の思いを伝えることであると確認した後は、新聞のコラムを例に、読みやすい字数や構成のあり方について話しました。特に構 成については、音楽や映画など多くの分野で同じ型が使われていることに触れ、見たまま感じたままを自由に書くだけでは他人に思いが伝わる文章にはならないと述べました。そして読者を惹きつけるエッセイを書き上げる方法として、エッセイを構成するそれぞれのパーツの特徴を明確にしつつ、書くべき内容の違いや感情の込め方を説明しました。
参加者からは、「わかりやすく、しかも楽しいお話で、自分もエッセイを書きたくなった」「紹介された作品が素晴らしく、手本にしていきたい」など多くのメッセージが寄せられ、満足度の高さが伺われました。
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