創作講座・五行歌「誰の心にも名作はある」
開催日 | 2020年10月11日(日) |
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開催時間 | 14時00分~16時00分 |
会場 | 福井県立図書館 多目的ホール |
講師 | 安川美絵子氏(ふくい五行歌の会会長) |
内容 | 五行歌は、自分の思いを五行で綴る自由な詩歌です。五行歌の入門講座をお聞きいただいた後は、会員の皆様による歌会の見学もできます。 |
定員 | 30名(要申込) |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 電話かFAX、メールにてお申し込みください。申込書の文学館持参も可。 申込先:TEL:0776-33-8866 FAX:0776-33-8861 MAIL:[email protected] |
創作講座・五行歌を開催しました
10月11日(日)に創作講座・五行歌を開催しました。今回はふくい五行歌の会会長の安川美絵子氏を講師に、「誰の心にも名作はある」と題してお話しいただきました。
安川氏はまず、いかにして五行歌が生まれたのかについて、創始者の草壁焔太氏の言葉を辿りながら説明しました。歌を口語で書くとどうしても冗長になりがちである一方で、漢詩の影響を受けて生み出された和歌は、形式という縛りによって古代歌謡のような自由さに欠けている。このような考察を経て草壁氏は、自分の思いを自由に、かつ五行という引き締まった形式で表現する五行歌に辿り着いたのだと説明しました。そして、五行歌は性別や年齢、職業に関係なくそれぞれの呼吸で音数を区切っていくことで、誰もが独自の表現を生み出すことができる力があると述べました。また五行歌を作られている方々の思いに触れ、単に歌作りを楽しんでいるだけでなく自然に日常の見方が深まることや、歌を通して生まれる豊かな心の交流に喜びを感じていることなどを紹介しました。
後半は歌会が開かれました。歌の朗読の後はそれぞれの歌についての感想が交わされ、参加者は歌の鑑賞と新鮮な解釈の両方を楽しんでいました。