R3年度「第2回文章講座」
![チラシ](../../file/613112.jpg)
開催日 | 2021年 9月4日(土) |
---|---|
開催時間 | 14時00分~15時30分 |
会場 | 福井県立図書館 多目的ホール |
講師 | 福田 修 氏(福井工業大学講師) |
内容 | 風花随筆文学賞応募者の、文章力向上を支援する、エッセイの書き方講座です。 |
定員 | 40名(要申込) |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 電話かFAX、メールにてお申込みください。直接、文学館窓口に申し込むこともできます。 |
第2回文章講座を開催しました
9月4日(土)に福井工業大学の福田修氏を講師に迎え、第2回文章講座「エッセイとはことばによる自己表現」を開催しました。
福田氏は優れたエッセイとして、朝日新聞に連載されていた小池真理子氏の「月夜の森の梟」、30年以上中学校の教科書に掲載されている向田邦子の「字のない葉書」、風花随筆文学賞の入賞作品等を題材に、読者に共感をもたらすエッセイの書き方について三つの点に注目し解説されました。
まず留意すべき点として「テーマ(主題)」を挙げ、身近な題材も改めて見つめ直すとオリジナリティが生まれること、文章にする際はテーマを一つに絞り込むことが大切であると話されました。次に二点目として「構成」を挙げ、起承転結の四段構成よりも結論を示さない三段構成で余韻を残す方がふさわしいと述べ、最終部分に冒頭をフィードバックさせると余韻と全体のつながりが生まれることを紹介されました。最後に「表現」について、事実と心情の書き分けや文に長短をつけることで緩急を生み出す工夫や、読者の心に映像が浮かぶよう、鮮明で具体的な直接表現と想像を刺激する間接的な表現を織り交ぜる手法等を紹介されました。
受講者からは「とてもわかりやすいお話で時間の経つのを忘れ聞き入りました。」「具体的手法を解説いただき実際に書いてみたい意欲が増しました。」など、多くの反響がありました。
![IMG_0971](../../file/613244.jpg)