川口晴美氏文学講座12/11(日)開催しました!
開催概要 | 日時:2022年12月11日(日)14時00分~15時30分 場所:図書館 多目的ホール 定員:60名(要申込) 内容:萩原朔太郎賞受賞を記念し、ご自身の詩作についてお話しいただきます。 *こちらよりお申込みいただけます。 *終了しました |
---|---|
参加費 | 無料 |
申込方法 | 電話かFAX、Web(Forms)にてお申し込みください。 申込書の文学館持参も可。 申込先:TEL:0776-33-8866 FAX:0776-33-8861 |
12月11日(日)、小浜市出身の詩人・川口晴美氏が第30回萩原朔太郎賞を受賞されたことを記念し、文学講座「小さな声に耳を澄ます~私のなかの詩という〈電流体〉」を開催しました。
川口晴美氏は、早稲田大学文学部時代に、詩人の鈴木志郎康に師事されました。生まれ育った小浜で感じていたこと、ボーナスをつぎ込んだ第一詩集『水姫』の刊行、東日本大震災での転機などについてお話くださいました。
また、講座では中高生時代に出会ったという萩原朔太郎の『月に吠える』から、詩人にとって奇蹟といえる「電流体」について触れた「序」や、「竹」「地面の底の病気の顔」などの詩を紹介されました。
ご自身の作品では、高見順賞受賞作『Tiger is here.』の中から、小浜での高校時代のリアルを詠いこんだ「幻のボート」、萩原朔太郎賞を賞作『やがて魔女の森になる』の軸となる「世界が魔女の森になるまで」について解説されました。
講座を通して、自分の中にあって言葉になっていない小さな声、他人の小さな声に耳を傾けることの意味や、こぼれ落ちる感情や言葉をすくいとるという詩の役割について語って下さいました。
受講した方から、「詩が身近で自由なものになった気がしました」「新しい経験を体験させてもらいました」などの感想をいただきました。