文学フェスタ2022

開催日 | 2022年11月6日(日) ①県内文学同人誌ブース ②佐藤実紀代氏ワークショップ「自分でつくる『リトルプレス』のすすめ」 ③同人誌グループセッション ④中島京子氏講演会「創作の愉しみ」 ⑤カフェ「あすわの木」特別メニュー |
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開催時間 | ①10時00分~16時00分 ②10時30分~12時00分 ③13時00分~14時00分 ④14時00分~15時30分 ⑤10時00分~16時00分 |
会場 | ①③エントランスホール ②福井県立図書館 研修室 ④福井県立図書館 多目的ホール ⑤カフェ「あすわの木」 |
講師 | ②佐藤実紀代氏(編集者/HOSHIDO店主) ④中島京子氏(作家) |
内容 | ①県内の文学同人グループが同人誌を配布・販売、交流の場となります。 同人誌ブースを回ってシールを集めたら、文学館へ!文豪おみくじガチャで運だめし! ②普段書き溜めている作品を本にしてみよう!簡単な製本方法からこだわりの装丁まで、本をつくる楽しさを学びます。 ③同人グループのみなさんによる活動・作品紹介や作品朗読を行います。 ④直木賞作家中島京子氏をお迎えしてご自身の作品と創作についてお話しいただきます。 ⑤文学にちなんだ楽しい特別メニューがあります! |
定員 | ②30名(要申込 10/7(金)より受付開始) →受付終了しました! ④70名(要申込 10/7(金)より受付開始) →受付終了しました! |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 電話、FAX、Web(フォームズ)にてお申し込みください。申込書の文学館持参も可。 申込先:TEL:0776-33-8866 FAX:0776-33-8861 Web:②ワークショップはこちら→受付終了しました! ④講演会はこちら→受付終了しました! |
文学フェスタ2022を開催しました
同人誌ブース
今年は、11グループの参加がありました。
新たにSNSを中心に活動する「短歌同人えいしょ」が加わってくださり、大学サークルも戻ってきてくれました。書店のHOSHIDOからは「星度派」として2ブース出展、ご常連の各グループのみなさまも大いに盛り上げてくださいました。
グループ名 | 分野 | グループ名 | 分野 |
鯖江詩の会 | 詩 | 福井県立大学文芸部 | 総合 |
福井県詩人懇話会 | 詩 | 福井大学漫画研究会 | 総合 |
詩誌「果実の会」 | 詩 | 星度派 | 総合 |
みちの会 | エッセイ | 短歌同人えいしょ | 短歌 |
百日紅 | 短歌 | 福井児童文学会 | 児童文学 |
番傘ばんば川柳社 | 川柳 |








同人誌グループセッション
新たな試みとして、他のグループや一般の方に向けて、各グループのプレゼンを行う時間を設けました。
活動紹介やこれまでのあゆみ、作品の朗読などを行いましたが、それぞれの活動や文学に対する熱い思いが感じられました。




同人誌スタンプラリー
気になる3か所のブースをまわって、シールを集めたら、文学館で文豪おみくじガチャができるゲームも同時に開催しました。




文豪おみくじガチャ
このおみくじは、運命を予言することはありませんが、文豪のことばと出会い、ささやかな発見があればと考えて作成したものです。
多くのみなさんが、同人誌ブースをまわった後、文学館でガチャガチャを楽しんでいただきました。
そのなかから、いくつかをご覧ください。
★おみくじ (pdf 791kb)
中島京子氏講演会「創作の愉しみ」
一昨年の文学フェスタの文学キネマ上映会「小さいおうち」の際には、原作者としてメッセージ動画を届けていただいた直木賞作家 中島京子さんに実際にお越しいただきました。
ご講演では、まず創作の原点となる少女時代、「出版社ごっこ」をして姉妹で遊んだエピソードやご家族とのかかわりから自然に描くことが必然となった過程をユーモアを交えながら語っていただきました。次にデビュー作『FUTON』の誕生のきっかけを伺い、常に読んだものにインスピレーションを受けて作品が生まれたことを知りました。また、『パスティス』のように作品の文体模写や設定を変えることが創作の種となることを教えていただきました。最後に創作は、他人を想像することで理解することにつながるという効用があり、そこに創作や読書の本来の意味があるとのお話が印象的でした。
参加者からは、「本え読むことを大切にしたい」「何のための読書かの問いの答えが詰まっていた」など多くの反響がありました。
講演会終了後のサイン会では、ファンのみなさんが行列となり、おひとりづつと和やかにお話しされ、中島さんの人気ぶりがうかがえました。
この講演会の様子は、文学館展示室奥の映像視聴ブースでご覧いただけます。


カフェ「あすわの木」では、中島京子さんにちなんだ特別メニューも登場しました。
佐藤実紀代氏ワークショップ「自分でつくる『リトルプレス』のすすめ~小説などの活字を中心に~」
大野市で書店「HOSHIDO」を営む傍ら編集や執筆に携わる佐藤実紀代氏を講師としてお迎えしました。
講義では、まず本の各部の名称を知ることから始まり、本の装丁、文章の校正、売り方など出版に至る基本的な事柄を学びました。そして、実際に様々な装丁の本を手に取りながら、サンプルを使ってオリジナルの自分の本づくりに挑戦しました。
参加者からは、「本の具体的なつくり方がわかって興味深かった」「マニアックなことほどおもしろい企画になると思った」などの反響があり、時間いっぱいまでそれぞれの本づくりに夢中になっていました。


福井の文学出版物展示コーナー


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