永平寺中学校にて
　出前文芸創作教室を開催しました

　７月９日（火）、永平寺町立永平寺中学校において、歌人の加賀要子氏を講師に、短歌に関する出前文芸創作教室を開催しました。
はじめに、橘曙覧の一生を簡単にたどり、独楽吟について紹介しました。毎日の生活の中の小さな楽しみを、大きな幸せと感じる曙覧の心が思うままに詠まれていることが、時代を超えて人々の心を捉えている魅力ではないかと話しました。
次に、加賀氏が審査員をしている「令和独楽吟－橘曙覧顕彰短歌コンクール－」
の、児童・生徒の過去の入賞作品を、一首ずつ丁寧な解説を加えながら鑑賞しました。生徒たちは、自分たちと似た年代の子どもたちの普段の生活に即したユニークな発想の作品に触れ、思わず笑顔がこぼれる場面もありました。
　生徒からは、「『たのしみは』で始まるいろんな短歌の中に、共感できるものがあっておもしろいなと思いました」「これまでも短歌を書いたことがあったけど、今日のお話を聞いて、もっといい短歌が作れると思った」などの感想が聞かれました。