児童文学

山本和夫

平和の尊さを伝える詩人

東洋大学在学中に詩作を始め、1929年に第一詩集『仙人と人間との間』を刊行。38年、詩集『戦争』が文藝汎論賞を受賞。戦後は『町をかついできた子』など児童文学作品のほか、福井県内を中心に校歌、唱歌の作詞を多く手がけた。

生没年:1907(明治40)~1996(平成8)
出生地:松永村(現・小浜市)生まれ

主な作品

タイトル出版者出版年
町をかついできた子東都書房1960
燃える湖 全2冊理論社1964
海と少年理論社1975
シルクロードが走るゴビ砂漠かど創房1985

関連展示


福井県ふるさとの日記念展「〈若狭人〉山本和夫 ~その文学と芸術の世界~」 若狭図書学習センター主催 令和4年1月28日(金)~2月27日(日)
ふるさと文学館新収蔵品展  令和3年4月24日(金)~6月13日(日)

加古里子

撮影 鈴木藍

子どもの可能性を見つめる絵本作家

武生の自然の中で幼少期を過ごす。東京大学工学部在学中から自作の紙芝居を読み聞かせる活動を続け、会社勤めのかたわら『だむのおじさんたち』でデビュー。「だるまちゃん」シリーズや「科学絵本」シリーズなど、その作品は世代を越えて読み継がれている。

生没年:1926(大正15)~2018(平成30)
出生地:国高村(現・越前市)生まれ

主な作品

タイトル出版者出版年
だむのおじさんたち福音館書店1959
かわ福音館書店1962
だるまちゃんとてんぐちゃん福音館書店1967
かこさとしかがくの本 全10冊童心社1968-1969
からすのパンやさん偕成社1973

関連展示


没後5年加古里子特集展「ものをつくる」 令和5年4月15日(土)~6月21日(水)
加古里子没後4年 からだと健康 令和4年4月16日(土)~6月22日(水)
加古里子没後3年「加古里子とこどもたち」 令和3年4月17日(土)~7月14日(水)
加古里子と紙芝居 令和2年7月10日(金)~10月21日(水)
加古里子の世界 令和元年4月26日(金)~8月21日(水)
追悼加古里子さん 平成30年6月29日(金)~10月24日(水)
医と文学~杉田玄白からかこさとし、山崎光夫まで~  平成29年7月15日(土)~9月18日(月・祝)
宇宙のものがたり~かこさとしとめぐる旅~ 平成27年7月18日(土)~10月12日(月・祝)
加古里子の世界 ~親から子へと読み継がれる絵本たち~ 平成18年8月18日(金)~9月24日(日)