秋季企画展おしどり文学館協定締結2周年記念 福井県・荒川区合同企画展「吉村昭展~ふるさとと旅~」
開催期間 | 2019年10月26日(土)~2019年12月22日(日) |
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会場 | 福井県ふるさと文学館 |
内容 | 文壇のおしどり夫婦作家 津村節子・吉村昭両氏にちなみ、当館と荒川区ゆいの森あらかわ吉村昭記念文学館がおしどり文学館協定を締結して2周年となることを記念し、吉村昭展を開催します。故郷荒川区との結びつきや伴侶との出会い、題材を求めた日本各地への旅をとりあげ、貴重な自筆資料や愛用品とともにご紹介します。 |
関連イベント | ◆文学カフェ 吉村司氏文学カフェ「父・吉村昭を振り返る」講師:吉村司氏(吉村昭・津村節子氏長男)11/2(土)14:00~15:30 要申込 ◆文学キネマ 13:30~(12時より文学館カウンターで整理券を配布します) ①「魚影の群れ」(1983年) 監督:相米慎二 出演:緒形拳、夏目雅子 11/9(土) ②「密会」(1959年) 監督:中平康 出演:桂木洋子、伊藤孝雄 12/8(日) ■■■荒川区立ゆいの森あらかわ吉村昭記念文学館イベントのご案内■■■ 吉村昭記念文学館 こちらをご覧ください ◆おしどり文学館協定締結2周年記念講演会「吉村・津村文学の魅力」 講師:出久根達郎氏(日本文藝家協会理事長、直木賞作家) 日時:11/24(日)14:00~16:00 定員:100名(申込順) 会場:ゆいの森あらかわ ゆいの森ホール ◆トピック展「吉村昭が描いた「雪の花」ー笠原白翁と天然痘ー」 日時:10/18(金)~12/18(水)9:30~20:30(11/21、12/6は休館) 会場:ゆいの森あらかわ 吉村昭記念文学館 ◆企画展「吉村昭「海も暮れきる」ー俳人、尾崎放哉を見つめてー」 日時:10/13(日)~12/18(水)9:30~17:00(11/21、12/6は休館) 会場:ゆいの森あらかわ 企画展示室 |
関連ファイル | ★吉村昭展一覧(配布)(pdf 186kb) |
第1章 吉村昭とふるさと荒川
吉村昭は1927年、東京の日暮里町(現荒川区東日暮里)に製綿工場を経営する父吉村隆策と母きよじの八男として生まれました。1945年4月の空襲で家が焼失するまでの18年間、自らの病いや相次ぐ肉親の死を経験しながら、多感な時期を荒川区で過ごしました。
学習院大学時代から作家を志し、同人仲間であった津村節子と結婚し、作家デビューした後は、ふるさと荒川を描いた『孤独な噴水』や『冬の鷹』、『彰義隊』など数多くの作品を残しています。
吉村昭の原点となったふるさと荒川での暮らしや荒川を描いた作品を紹介しました。
学習院大学時代から作家を志し、同人仲間であった津村節子と結婚し、作家デビューした後は、ふるさと荒川を描いた『孤独な噴水』や『冬の鷹』、『彰義隊』など数多くの作品を残しています。
吉村昭の原点となったふるさと荒川での暮らしや荒川を描いた作品を紹介しました。
第2章 吉村昭と旅
吉村昭は1966年、岩手県の田野畑村を舞台に若者たちの集団自殺を描いた「星への旅」で太宰治賞を受賞しました。続けて、三菱重工業長崎造船所を描いた「戦艦武蔵」を『新潮』に一挙発表し、創作への自信を確かなものにしました。
戦史小説を書く中で、資料収集や時代考証の力を磨いた吉村は1972年、初めての長編歴史小説「冬の鷹」の連載を開始。1979年には『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、1985年『破獄』で読売文学賞、1994年『天狗争乱』で大佛次郎賞を受賞しました。「史実はドラマ、史実こそがドラマ」と語った吉村昭は、史実に忠実に書くため全国各地を旅し取材しました。
2章では繰り返し訪れた北海道や長崎、福井や富山など北陸の旅と作品を紹介しました。
戦史小説を書く中で、資料収集や時代考証の力を磨いた吉村は1972年、初めての長編歴史小説「冬の鷹」の連載を開始。1979年には『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、1985年『破獄』で読売文学賞、1994年『天狗争乱』で大佛次郎賞を受賞しました。「史実はドラマ、史実こそがドラマ」と語った吉村昭は、史実に忠実に書くため全国各地を旅し取材しました。
2章では繰り返し訪れた北海道や長崎、福井や富山など北陸の旅と作品を紹介しました。
書斎再現
吉村昭展クイズを実施しました
こたえ
Q1 ② 荒川区Q2 ③ 手術
Q3 ① 北海道
Q4 ① 福井市
Q5 ② 「雪の花」
おしどりの缶バッジをプレゼントしました。
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