おしどり文学館協定特集展示「吉村昭と天狗党」

 


開催概要
開催期間2021年10月1日(金)~2021年12月22日(水)
会場福井県ふるさと文学館 
内容2017年11月5日に、文壇のおしどり夫婦といわれた津村節子氏と吉村昭氏のそれぞれの出身地に建つ当館と荒川区ゆいの森あらかわ吉村昭記念文学館は、館の魅力を相互に高めるため、全国初となる「おしどり文学館協定」を締結しました。これを記念し、吉村昭と、敦賀で非業の死を遂げた天狗党とのかかわりを紹介します。また、吉村昭記念文学館では、津村節子が福井を描いたふるさと五部作の一つ「花がたみ」を紹介する展示を行っています。
展示資料R3おしどり展示資料一覧(pdf 345kb)
関連イベントおしどり文学館協定記念朗読会 津田寛治「天狗争乱」を読む




















吉村昭と天狗党


 当館はゆいの森あらかわ吉村昭記念文学館とおしどり文学館協定を締結し4年目を迎えます。11月5日の締結日(津村節子氏と吉村昭氏の結婚記念日)にあわせ、福井県では「吉村昭と天狗党」、荒川区では「津村節子と越前和紙」に関する展示を行います。
 吉村昭は、1974年、大野の蠅帽子峠(はえぼしとうげ)や天狗党が本陣とした杉本弥三右衛門(やさえもん)宅、敦賀の鰊蔵(にしんぐら)や武田耕雲斎(こううんさい)の墓などを目にし、短編「動く(きば)」を執筆しました。その後、長編『天狗争乱』を発表し、第21回大佛次郎(おさらぎじろう)賞を受賞しました。
「史実はドラマ、史実こそはドラマ」と語り、史実に忠実に書くというスタイルを守り続けた吉村昭が敦賀で非業の死をとげた武田耕雲斎や天狗党をどのように描いたのかを紹介します。
  
  吉村昭 1927年―2006年
  東京都荒川区生まれ。学習院大学在学中に執筆活動を開始。1953年大学を中退し、文芸部で知り合った津村節子と結婚。1966年に「星への旅」で太宰治賞を受賞。同年、「戦艦武蔵」を発表し、ベストセラーとなる。戦史・歴史・医学・動物など幅広い題材を扱い、入念な取材をもとにした作品を多数執筆した。吉川英治文学賞、日本芸術院賞ほか多くの賞を受賞。







吉村昭記念文学館


タイトル:第15回トピック展示 津村節子「花がたみ」ー越前和紙の魅力ー
会  期:2021年9月17日(金)~12月15日(水)
    *休館日はホームページでご確認ください。
会  場:吉村昭記念文学館 著作閲覧コーナー
問 合 せ:ゆいの森あらかわ 吉村昭記念文学館(〒116-0002 荒川区荒川2-50-1 / TEL 03-3891-4349)
内  容:福井県越前市で紙漉き業を営む家に生まれた女性を主人公にした作品で、津村が描いたふるさと五部作の一つでもある「花がたみ」を紹介します。

吉村昭記念文学館展示紹介

関連イベント おしどり文学館協定記念朗読会 津田寛治「天狗争乱」を読む は、荒川区でもライブ映像を上映、配信します
津田寛治「天狗争乱」を読む ライブ配信  イベントは終了しました



















Adobe Readerのダウンロード PDFファイルの閲覧には、最新の Adobe Reader が必要です。

 

会場位置MAP

会場_展示室