(2021年度)テーマで選んだおすすめ絵本

子ども室の絵本から季節や身近なできごとなどのテーマで選んだおすすめ絵本をご紹介します。
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Famile 

   

はっぴーママふくい


Famile 月号掲載 「木々で季節を感じるえほん」  


はる なつ あき ふゆ
ディック・ブルーナ∥ぶん え まつおかきょうこ∥やく 福音館書店
うさこちゃんシリーズでおなじみのブルーナさんの絵本。春夏秋冬の大きな木の姿と、白クマの子が楽しく遊ぶ様子が、あたたかみのある絵で描かれます。お花やチョウに出会う春、プールで遊ぶ夏、落ち葉を集める秋、雪だるまを作る冬。文字がほとんどない絵本なので、赤ちゃんから楽しめます。(0歳から)



さくら
長谷川摂子∥文 矢間芳子∥絵・構成 福音館書店
ソメイヨシノの一年をまるで本物のような美しい絵で描いた絵本。春、満開の花が散った後は小さな葉を出し、夏が過ぎ秋になり葉が落ちると枝に小さい芽をつける。冬の間は静かに命をつなぎ次の春を待つ。休むことのない営みをソメイヨシノの「わたし」がやさしく語ります。(4歳から)



木はいいなあ
ジャニス=メイ=ユードリイ∥さく マーク=シーモント∥え さいおんじさちこ∥やく 偕成社
木は、たくさんになると生き生きとした森になる。たった一本でも、枝に座って考え事をしたり、登って海賊ごっこができる。夏には木陰を作り、冬には嵐から家を守ってくれる木。心地よい絵と文で、木のある風景や生活を魅力的に描いた一冊。読み終わると、「木はいいなあ」とつぶやいてしまうかも。(5歳から)


Famile 2月号掲載 「みんなだいすき! おかしのえほん」 



おまたせクッキー
パット=ハッチンス∥さく 乾侑美子∥やく 偕成社
ビクトリアとサムが、お母さんの焼いたクッキーをふたりで分けて食べようとすると、「ピンポーン」玄関のベルが鳴りました。お隣のトムとハナです。そこで4人で分けて食べようとすると、またベルが。こうして、つぎつぎ友達が増え、ついにクッキーの分け前はひとり一つに。そのとき、またベルが鳴って…。(4歳から)



こねこのチョコレート
B.K.ウィルソン∥作 小林いづみ∥訳 大社玲子∥絵 こぐま社
明日は弟の誕生日。4歳のジェニーは、プレゼントに子猫の形のチョコレートが8つ入った小箱を買いました。その晩、ジェニーはチョコレートが食べたくてたまらずなかなか眠れません。そして、ひとつ食べ、またひとつ食べ、とうとう箱はからっぽに!誕生日当日、窮地に立たされたジェニーでしたが…。(5歳から)



せかいでさいしょのポテトチップス
アン・ルノー∥文 フェリシタ・サラ∥絵 千葉茂樹∥訳 BL出版
クラムさんのレストランは、美味しい料理目当てのお客さんでいつも大にぎわい。ところがある日、気難しいこだわりやの紳士が訪れ、注文した揚げポテトを何度も突き返してきます。そこで、クラムさんがいたずら心で作った料理を出してみると…。実在の人物をヒントに描かれたポテトチップス誕生の物語。(6歳から)

Famile 1月号掲載 「今年はとら年! とらのえほん」 



だるまちゃんととらのこちゃん
加古里子∥さく え 福音館書店
ペンキ屋さんのとらのこちゃんのところに遊びに行っただるまちゃん。ふたりで赤色と黄色の土のペンキを手作りして、町のあちこちにきれいな模様を描いていきます。夢中で描いていたふたりは、タクシーに土のペンキを飛ばしてしまいます。ところがそのうち、ペンキ屋さんに、次々仕事が舞いこんで…。(3歳から)



おちゃのじかんにきたとら
ジュディス・カー∥作 晴海耕平∥訳 童話館出版
ソフィーとお母さんがお茶の時間にしようとした時、玄関のベルが鳴りました。ドアをあけてみると、そこにいたのは大きくて、毛むくじゃらの、しま模様のトラ!一緒にお茶をしたいと丁寧に申出るトラを招きいれると、トラは家じゅうの食べ物を食べつくしてしまいます。突然現れた珍客から目が離せない一冊。(4歳から)





トラのじゅうたんになりたかったトラ
ジェラルド・ローズ∥文・絵 ふしみみさを∥訳 岩波書店
年をとって骨と皮ばかりになってしまったトラは、ある日、王様の宮殿の庭に干してあったトラの毛皮を隠し、自分が洗濯ひもにぶら下がりました。宮殿に運ばれ、絨毯として広間に敷かれたトラは、王様たちが出ていったあとに、ごちそうの残りにありつけることに。ところが、トラは次第にふっくらしてきて…。(6歳から)

Famile 12月号掲載 「ふしぎ⁉のえほん」 



ふしぎなナイフ
中村牧江∥さく 林健造∥さく 福田隆義∥え 福音館書店
横長の見開きに、1本だけ描かれた食事用ナイフは、次々に様子を変えていく「ふしぎなナイフ」。まがって、ねじれて、折れて、割れて、溶けて…。はたまた、のびて、縮んで、ふくらんで…。「えーっ!」と驚くもよし、「そんなわけないよ!」とつっこむもよし、ふしぎなナイフの世界を楽しんで。(3歳から)




びっくりまつぼっくり
多田多恵子∥ぶん 堀川理万子∥え 福音館書店
まつぼっくりを拾って、公園の柵に並べて帰った男の子。雨の日に見てみると、あれ?まつぼっくりが小さくなっちゃった!小さくなったまつぼっくりをポケットに入れて帰ると、男の子が寝ている間に、今度はだんだん膨らんで…。自然のふしぎを描いた科学絵本。「まつぼっくりてじな」もぜひやってみて。(5歳から)




ロバのシルベスターとまほうの小石
ウィリアム・スタイグ∥さく せたていじ∥やく 評論社
小石集めが好きなロバのシルベスターは、ある日、願いが叶う不思議な赤い小石を拾いました。ところが、帰り道に腹をすかせたライオンに出会ってしまいました。シルベスターは、うっかり「岩になりたい」と願ってしまい…。両親のシルベスターへの深い愛情と幸せな結末に胸をうたれる一冊です。(6歳から)


Famile 11月号掲載 「あったまろう!おふろのえほん」 



おふろやさん
西村繁男∥作 福音館書店
懐かしいおふろやさんの様子を、絵だけで生き生きと描く絵本です。家族とおふろやさんに出かけたあっちゃんは、お父さんと男湯へ。友達と湯船で遊んだり、おふろの後に牛乳を飲んだり。赤ちゃんからおじいちゃんまで、たくさんの人で賑わうおふろやさんがすみずみまで楽しめます。(3歳から)




おふろだいすき
松岡享子∥作 林明子∥絵 福音館書店
おふろが好きなまこちゃんは、いつもあひるのプッカとおふろに入ります。体を洗っていると、湯船から大きなかめがあらわれ、続いてペンギン、オットセイ、かば、くじらがおふろ場に。オットセイの口からシャボン玉が出てきたり、くじらのシャワーを浴びたりして、楽しいおふろの時間が描かれます。(4歳から)




ワニのライルがやってきた
バーナード・ウェーバー∥さく 小杉佐恵子∥やく 大日本図書
東88番通りに引っ越してきたプリムさんの家のおふろにいたのは、ワニ!仰天したプリムさん一家でしたが、気立てがよく、芸達者で、おふろ好きのワニのライルは家族の一員となり、幸せにくらすようになります。ところがある日、ライルの持ち主だったバレンティンさんがライルを取り返しにやってきて…。(6歳から)


Famile 10月号掲載 「おようふくのえほん」 



わたしのワンピース
にしまきかやこ∥えとぶん こぐま社

空から落ちてきた真っ白な布でワンピースを作ったうさぎ。ワンピースの模様は、お花畑を散歩すると花模様に、雨に打たれると水玉模様にと、つぎつぎに変わっていきます。ワンピースが小鳥の模様になったとき、うさぎは空に飛んでいって…。うさぎが口ずさむ「ラララン ロロロン」のリズムが軽やかな一冊。(2歳から)




ねずみくんのチョッキ
なかえよしを∥作 上野紀子∥絵 ポプラ社
おかあさんが編んでくれたねずみくんにぴったりのチョッキを、アヒルがせがんで、「すこしきついが」といいながら着てみます。すると今度はサルがやってきて、その次はアシカ、ライオンと、どんどん大きい動物が、チョッキを着ることに。ねずみくんのチョッキは、どうなってしまうのでしょう。(3歳から)




ペレのあたらしいふく
エルサ・ベスコフ∥さく・え おのでらゆりこ∥やく 福音館書店
ペレは、背が伸びて、上着が短くなりました。自分で世話をしている子羊の毛を刈り取って、その毛をおばあちゃんにすいてもらう間、畑の草取りのお手伝いをします。紡いでもらったり、織ってもらったり、仕立ててもらうためにお手伝いをして、新しい自分の服を手に入れるまでを、丁寧に描いた一冊です。(4歳から)


Famile 9月号掲載 「おつきさまのえほん」 



おつきさまこんばんは
林明子∥さく 福音館書店
真っ暗な夜、屋根のむこうから明るい真ん丸のお月様が顔を出しました。ところがそのうち、雲が出てきてお月様の顔が隠れてしまいます。でもしばらくすると、にっこり笑ったお月様がまた現れて…。お月様への親しみを小さい子どもの気持ちに寄り添って描いた絵本です。(2歳から)




つきのぼうや
イブ・スパング・オルセン∥さく・え やまのうちきよこ∥やく 福音館書店
夜空のお月様は、見下ろした池の中にいる、もうひとりのお月様が気になって仕方ありません。月のぼうやは、その月を連れてきてほしいと頼まれ、元気に空からかけおります。雲を突きぬけ、飛行機や鳥の群れなどに出会いながら月を探しに行くぼうやのおつかいが縦長の画面にいきいき楽しく描かれた一冊。(3歳から)




ぼく、お月さまとはなしたよ
フランク・アッシュ∥えとぶん 山口文生∥やく 評論社
お月様に誕生日の贈り物をあげたいと思ったクマくんは、「こんばんは」と話しかけてみますが、お月様は何も答えてくれません。もっとお月様に近づけば話ができると考えたクマくんは、山の頂上にのぼって叫びます。すると、お月様とお話ができて・・・。“やまびこ”を知っていると、より楽しめるお話です。(4歳から)


Famile 8月号掲載 「かこさとしさんのえほん」 



とこちゃんはどこ
松岡享子∥さく 加古里子∥え 福音館書店
とこちゃんは、赤い帽子がお気に入りの元気な男の子。ちょっと目を離すと、すぐとことこかけだして、どこかへ行ってしまいます。さあ大変、みんなで探さないと。市場や動物園、海、お祭り、デパートでたくさんの人の中からとこちゃんを見つけだす絵本。細かく描きこまれた絵が楽しい一冊。(3歳から)




あなたのいえわたしのいえ
加古里子∥ぶん・え 福音館書店
家はどうして必要なのか、家に必要な機能とは何かを、親しみやすい文章と楽しい絵で幼い子どもにもわかりやすく伝える絵本。家が「ひとが かんがえ くふうして つくった おおきな くらしの どうぐ」であることがよく理解できます。(4歳から)




みずとはなんじゃ?
かこさとし∥作 鈴木まもる∥絵 小峰書店
わたしたちの暮らしや命に欠かせない水のすぐれた性質を、忍者や役者、料理人や医者、クーラーや布団にたとえ、やさしく解き明かした科学絵本。地球の生き物の一人として、海や川をきれいにすることへの意識も促します。かこさとしさんが最後に手がけた作品です。(6歳から)


Famile 7月号掲載 「おいしそう! やさいのえほん」 



やさい
平山和子∥さく 福音館書店
だいこん、キャベツ、トマト、ほうれんそうなど、身近な野菜が畑で育つ姿と、八百屋さんできれいに並べられている姿が交互に描かれます。見開きいっぱいに描かれた野菜は迫力満点!みずみずしくて、とってもおいしそう!(2歳から)




やさいのおなか
きうちかつ∥さく・え 福音館書店
白と黒だけでくっきりと描かれた野菜の断面図。「これ なあに」と問いかけ、ページをめくるとおなじみの野菜があらわれます。身近な野菜も断面だけだと意外に難しい。お子さんとあてっこしながら楽しめる絵本。(3歳から)




いっぱいやさいさん
まど・みちお∥文 斉藤恭久∥絵 至光社
「ぞうさん」などでおなじみの詩人 まど・みちおの詩の絵本。きゅうり、玉ねぎ、とうもろこし、なすなどの美しい絵と、野菜たちが今の自分であることをうれしいと歌う詩のコラボレーションです。言葉の心地よさを声に出して味わいたい絵本。(4歳から)


Famile 6月号掲載 「かさがでてくる えほん」  

0306FA「かさ」

かさ
松野正子∥さく 原田治∥え 福音館書店

赤いかさ、黄色いかさ、青いかさ…色とりどりのかさをさす元気な子どもたちが、つぎつぎに登場します。かさをさすだけではなく、こまにしたり、剣にしたりする子も!リズムのよい言葉は、雨の日にうきうきする小さい子どもたちの気持ちにぴったり。雨の日にかさをさして歩きたくなる一冊です。(2歳から)


0306FA「だるまちゃんとかみなりちゃん」

だるまちゃんとかみなりちゃん
加古里子∥さく・え 福音館書店
雨の日、だるまちゃんが外に遊びにいくと、空から浮き輪とかみなりちゃんが落ちてきました。だるまちゃんは、木に引っかかった浮き輪を取ってあげようと奮闘します。そこに雲に乗ったかみなりどんが迎えにきて、お礼にだるまちゃんをかみなりの国に招待してくれました。(3歳から)




かさどろぼう
シビル・ウェッタシンハ∥作・絵 猪熊葉子∥訳 徳間書店

キリ・ママおじさんは、町で、かさを生まれて初めて見ます。「なんてきれいで便利なものだろう」と、喜んで村へ買って帰りました。ところが何度かさを買っても、ぬすまれてしまいます。さて、犯人はだれなのでしょう?大らかでユーモラスなスリランカのお話です。(6歳から)


Famile 5月号掲載 「はじまりはじまりの えほん」 




ダチョウのくびはなぜながい?
ヴァーナ・アーダマ∥文 マーシャ・ブラウン∥え まつおかきょうこ∥訳 冨山房

ダチョウの首が長くなった由来のお話。むかしむかし、ダチョウは首が短くて、いつも不便な思いをしていました。ある朝、虫歯が痛くてたまらないワニに、歯を引っこ抜いてほしい頼まれ、ダチョウは、ワニの口に頭を突っ込むと…。勢いのある絵がユーモラスな雰囲気のケニアの昔話絵本です。(4歳から)




いろいろへんないろのはじまり
アーノルド・ローベル∥作 まきたまつこ∥やく 冨山房
色のはじまりのお話。ずっとむかし、世の中は灰色でした。そこで、魔法使いが青色を作りだしました。世界中が青色になると、みんな悲しい気持ちになり、次に世界中が黄色になると目がチカチカし、赤色になるとみんな怒りっぽくなってしまいました。ところが、それぞれの色が混じっていくと…。(5歳から)




くにのはじまり
赤羽末吉∥絵 舟崎克彦∥文 あかね書房

日本の国のはじまりのお話。イザナギとイザナミは、高天の原から下界におり結婚すると、島々をつくり、神々を生みだします。ところが、最後に生まれた火の神のために、イザナミはやけどを負って死者の国へ。悲しんだイザナギは、黄泉の国へイザナミをたずねることに。古事記を絵本にした「日本の神話」シリーズは他に5冊あります。(6歳から)


Famile 4月号掲載 「モーリス・センダックのほん」 




かいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック∥さく じんぐうてるお∥やく 冨山房

ある晩、大暴れした男の子マックスは、夕飯抜きで寝室に放り込まれます。すると寝室が森に変わり、波が船を運んできます。一年と一日航海したマックスが着いたのは、怪獣たちのいるところ。そこでマックスは怪獣たちの王様になりますが…。怖くてユーモラスな怪獣が魅力的な、センダックの代表作。(4歳から)




そんなときなんていう?
セシル・ジョスリン∥文 モーリス・センダック∥絵 たにかわしゅんたろう∥訳 岩波書店
きみは町なかで紳士から赤ちゃん象を紹介された。そんなときなんて言う?「はじめまして」。恐ろしい竜から助けてもらったら?後ろ向きに歩いていてワニにぶつかったら?奇想天外な状況設定と、折り目正しい答えのギャップが愉快な礼儀作法の本。姉妹編に『そんなとき どうする?』もあります。(3歳から)




こぐまのくまくん
E.H.ミナリック∥ぶん モーリス・センダック∥え まつおかきょうこ∥やく 福音館書店

今日はくまくんの誕生日なのに、お母さんが見当たりません。そこでくまくんは、自分でバースデースープを作り始めます。友だちが集まって、みんなでスープを食べようとしたとき、そっとお母さんが入ってきて…。小さなくまくんとお母さんの、短い4つのお話が入った本です。(5歳から)


はっぴーママふくい 3・4月号掲載 「春をさきどり!絵本」  



はなをくんくん
ルース・クラウス∥ぶん マーク・シーモント∥え きじまはじめ∥やく 福音館書店
雪の中で眠っていたノネズミやクマやリスたちは、鼻をくんくんさせて目を覚まします。巣から顔をだし、巣からかけだして、みんなが集まった場所には、春の訪れを知らせる一輪の黄色い花が咲いていました。50年以上読み継がれている春の定番絵本。身近な春を探しに行きたくなる一冊です。



庭をつくろう!
ゲルダ・ミューラー∥作 ふしみみさを∥訳 あすなろ書房
春のある日、引っ越ししてきた家の大きな庭は、ジャングルみたいに荒れ放題。早速、家族みんなで土を耕し、肥料をまき、草取りをすると、ぼくも妹も自分の場所をもらって、思い思いの庭づくりをはじめます。庭の植物や庭仕事の様子が細かく描きこまれていて、この春に、庭づくりにチャレンジしたくなる絵本。

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はっぴーママふくい 1・2月号掲載 「寒い冬に、ほっこりあたたまる絵本」  




たのしいふゆごもり
片山令子∥作 片山健∥絵 福音館書店
雪が降る前のある日、お母さんぐまと子ぐまは、冬ごもりの準備に出かけます。子ぐまもちょっとだけお手伝いして、木の実や蜂蜜を採り、魚を獲って、綿を摘み、最後にきのこを採りながら帰ります。暖炉に火を入れて、ごちそうを食べて、新しい枕ができて、最後に…。素朴な雰囲気の暖かな絵と穏やかなストーリーがぴったりあっていて、ほっこりすること間違いなしの一冊。



おふろだいすき
松岡享子∥作 林明子∥絵 福音館書店
まこちゃんが、あひるのプッカをつれて大好きなおふろにはいると、お湯の中からカメや双子のペンギン、オットセイ、カバが次々あらわれます。最後にクジラが出てきてシャワーを降らせます。みんなでお湯につかって温まるとお母さんの声が。身近なおふろでおこる空想の世界が楽しい絵本。動物たちそれぞれのキャラクターにあわせて読んでみるのも面白いかも。

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はっぴーママふくい 11・12月号掲載 「パンが食べたくなる絵本」 




パンやのくまさん
フィービ・ウォージントン∥さく・え セルビ・ウォージントン∥さく・え まさきるりこ∥やく 福音館書店
パンやのくまさんは、朝早く起きて、パンやケーキを作り、焼きあがると、半分を車に積み込んで売りにでかけます。ケーキを配達し、帰ってくると、今度は、お店でパンを売ります。せっせと働くまさんの一日を、素朴で温かな絵で描く小型の絵本。飾らずにそのまま読んであげて。くまさんの晩ごはんとして登場するかまどで炙ったマフィンが美味しそう!シリーズの絵本が他に6冊。



サンドイッチサンドイッチ
小西英子∥さく 福音館書店
ふわふわパンにバターを塗って、レタスに、トマト、チーズ、ハム、それからキュウリに、卵に、マヨネーズ。次々にパンに載せられていくサンドイッチの具材たちが、なんとも美味しそう!きっと、お子さんと一緒にサンドイッチが作りたくなっちゃう一冊です。


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はっぴーママふくい 9・10月号掲載 「車でおでかけ」 



ガンピーさんのドライブ
ジョン・バーニンガム/作 みつよしなつや/訳 ほるぷ出版
ある日、ガンピーさんがドライブに出かけると、子どもたちやウサギ、ネコ、イヌなどの動物たちが「いっしょにいってもいい?」と、どやどや乗り込んできました。初めのうちは、お天気もエンジンもいい調子でしたが…。のんびりとして、とぼけた雰囲気のある絵本なので、ゆったりとした気持ちで読んであげてください。車を押せない言い訳を、みんなが言い募る場面はとてもチャーミング。同じ作者の『ガンピーさんのふなあそび』もおすすめです。



ちいさいじどうしゃ
ロイス・レンスキー/文・絵 わたなべしげお/訳 福音館書店
スモールさんは、ピカピカの赤い自動車が自慢です。油をさし、タイヤに空気を入れ、ラジエーターに水を入れ、自分できちんと手入れします。お天気のいい日には、街へドライブに。ガソリンを入れ、新聞を買い、帰途につきますが…。簡単な交通ルールなどを盛り込みながら、「車でおでかけ」の過程が丁寧に描かれています。おうちの車と比べながら、読むのも楽しいかも。

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