短歌
山川登美子
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山川登美子記念館所蔵
白百合の君と称された明星の歌人
小浜藩の士族の家に生まれ、少女の頃から和歌に親しむ。『明星』初期の女流歌人として、与謝野晶子とともに活躍する。晶子らと共同歌集『恋衣』を刊行するが、その後結核を患い、29歳の短い生涯を閉じる。生没年:1879(明治12)~1909(明治42)
出生地:竹原村(現・小浜市)生まれ
主な作品
タイトル | 出版者 | 出版年 |
---|---|---|
恋衣 | 本郷書院 | 1905 |
関連展示
吉田正俊
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人に寄り添った自然をすくう歌人
東京帝国大学在学中、アララギに入会し、土屋文明に師事。1965年より「アララギ」の編集を担当。『くさぐさの歌』で日本歌人クラブ最優秀賞、『朝の霧』で迢空賞受賞。93年に歌会始の召人に選ばれる。歌誌『柊』で選者を務め、後進の育成にあたった。生没年:1902(明治34)~1993(平成5)
出生地:福井市生まれ
関連展示
ふくいの歌人たち 平成23年12月23日(金・祝)~平成24年2月29日(水)
岡部文夫
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著作:KADOKAWA
北国の人と土を讃えた雪の歌人
日本専売公社(現・JT)に勤め居を転々としながらも、中学より始めた短歌に生涯情熱を注ぐ。1981年『晩冬』で日本歌人クラブ賞、87年『雪天』で迢空賞を受賞。在職中は小浜市、福井市に赴任、晩年を春江町(現・坂井市)で過ごし、福井の風土を詠った。生没年:1908(明治41)~1990(平成2)
出生地:石川県生まれ
関連展示
ふくいの歌人たち 平成23年12月23日(金・祝)~平成24年2月29日(水)
俵万智
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三十一文字の「魔法の杖」を持つ歌人
14歳で武生市(現・越前市)に移住。藤島高校、早稲田大学卒業。大学の恩師の影響で作歌を始め、1987年に第一歌集『サラダ記念日』を出版。その新しい感覚の作品が話題を呼び、空前のベストセラーとなる。2006年『プーさんの鼻』で若山牧水賞、2021年『未来のサイズ』で迢空賞を受賞。生没年:1962(昭和37)~
出生地:大阪府生まれ
主な作品
関連展示
祝 俵万智氏迢空賞受賞 令和3年5月28日(金)~7月14日(水)
全国文学館協議会共同展示「3.11文学館からのメッセージ」 令和3年2月13日(土)~3月21日(日)
松尾芭蕉×俵万智の「新・おくのほそ道」展 平成28年2月13日(土)~4月10日(日)
俵万智展 『サラダ記念日』から20年 平成19年8月18日(土)~9月30日(日)
全国文学館協議会共同展示「3.11文学館からのメッセージ」 令和3年2月13日(土)~3月21日(日)
松尾芭蕉×俵万智の「新・おくのほそ道」展 平成28年2月13日(土)~4月10日(日)
俵万智展 『サラダ記念日』から20年 平成19年8月18日(土)~9月30日(日)