原寸大複製!松平文庫 大絵図展
「原寸大複製!松平文庫 大絵図展」【終了しました】
県立図書館で保管し、越前の歴史を知るうえで貴重な資料を数多く含む松平文庫は、大型の絵図資料が多く含まれていることに特色があります。
今回は、郷土の歴史や文化にふれる機会となるよう、これまであまり紹介する機会の少なかったこれらの絵図の中から、史料的評価が高く、美しいものを選りすぐり、原寸大に複製して一堂に展示紹介します。
【関連企画】 巨大国絵図原本 特別限定公開~松平文庫テーマ展関連企画~ (14:00~15:00) 【終了しました】
展示資料
(資料名をクリックすると、資料の詳細やデジタル画像が閲覧できます)
▼【国絵図】1182「越前国之図」貞享二年(1685) 398×402cm
越前国を最も詳細に描いた巨大な国絵図
▼【城下図】1342「御城下之図」慶応年間(1865-68) 232×228cm
幕末の福井城下の様子を色鮮やかに描いた絵図 ▼【天守図】1361「御天守絵図」寛文九年(1669)以前 99× 62cm
火災で焼失する前の福居城天守の図面 ▼【庭園図】1386「御泉水指図」文政六年(1823) 136×160cm
養浩館の復原に用いられた図面 ▼【屋敷図】1379「御座所御絵図」弘化四年(1847) 216× 75cm
現在の福井中央公園近辺にあった松平春嶽の住居の図面 ▼【山絵図】1205「白山惣絵図」明暦年間(1655-58) 140×135cm
越前と加賀の間で所属争いをしていた頃の白山の図 ▼【村絵図】1284「五箇村粟田部村絵図」弘化二年(1845) 147×179cm
旧今立町の町場と和紙産地の五箇村を一体に描いた図 ▼【浦絵図】1201「越前国浦々ノ図」天保期(1830-44) 28×610cm
海岸防備のために描かれた越前海岸の絵巻 ▼【町絵図】1360「府中惣絵図」享保期(1716-36) 110×190cm
府中領主・本多家の居館があった府中町(旧武生市街)の図 ▼【城郭図】1453「越前丸岡城図」 90× 85cm
丸岡城郭を描いた数少ない絵図面の一つ | 最大の情報量を持つ越前国絵図 今立郡の村々を描いた景観図
白山麓の村が越前に属した頃の図 |
期 間 平成29年2月24日(金)~5月7日(日)
場 所 図書館閲覧室
松平文庫でみる幕末の京都-あの清水寺『音羽の滝』で…!
松平文庫テーマ展「松平文庫でみる幕末の京都-あの清水寺『音羽の滝』で…!」 【終了しました】
2017年は、江戸幕府最後の将軍 徳川慶喜が朝廷に政権返上を上表し、翌日、朝廷からこれが許された歴史的な転換点、「大政奉還」から150年の節目の年にあたります。
これを記念し、この時期に京都で活躍し、新しい国づくりに寄与した松平春嶽をはじめとする福井ゆかりの人々が見たであろう、幕末京都の景色や名所を描いた『再撰花洛名勝図会(東山名所図会)』を紹介します。 展示品
▼『再撰花洛名勝図会(さいせんからくめいしょうずえ)』 全8冊
文久2年(1862)に出版された全8冊からなる京都のガイドブック。当時の人々の人気を集めた神社仏閣について、今と変わらぬたたずまいや、今は失われてしまった風景を挿し絵入りで紹介しており、幕末京都観光を体験できます。
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清水寺 音羽之滝 伏見街道群集之図 |
期 間 平成29年1月11日(水)~2月22日(水)
場 所 図書館閲覧室入口付近
「真田信繁はどのような最期を遂げたのか」
松平文庫テーマ展「真田信繁はどのような最期を遂げたのか-松平忠直家臣・西尾宗次の活躍とは?-」 【終了しました】
大坂夏の陣で、真田信繁(幸村)は戦わずして西尾宗次に首を差し出したとする小説の描写が良く知られるなか、平成24年、両者は槍を合わせて実戦したとする松平文庫史料が発見。このたび、西尾本人が大坂の陣を回想した手紙が新たに確認されたことから、信繁の最期を取り上げた松平文庫史料を一堂に展示します。 主な展示品
▼「旧藩士諸家覚書」
西尾宗次の手紙の写しを収める。自身、信繁と槍を合せたと述懐。 ▼「私覚」
松平忠昌家臣の大坂の陣回想録。西尾が信繁と知らずに首を取ったと記載。 ▼「東遷基業」
田の畔で休んでいた信繁と槍を合せて首を取ったとする説を載せる。 ▼「南越雑話」
名乗りあって討ち取ったとする西尾の証言が、家康に疑われた話を収載。 ▼「国事叢記」
西尾が討ち取った首は信繁の影武者のものだったとする異説を載せる。
配布物
展示解説シートを配布します。
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大坂夏の陣(五月七日)の布陣図 福井藩の兵学者 村田氏純の証言 西尾宗次本人の証言 |
期 間 平成28年11月11日(金)~平成28年12月28日(水)
場 所 図書館閲覧室入口付近
「橘曙覧は何本の松茸を拝領したのか~松平春嶽との交流を読む~」
松平文庫テーマ展「橘曙覧は何本の松茸を拝領したのか~松平春嶽との交流を読む~」 【終了しました】
幕末福井の歌人 橘曙覧の歌集には、福井藩前藩主 松平春嶽から松茸を贈られた喜びを表わした歌があり、贈り主である春嶽の側近が記した「御用日記」には、このときの具体的な様子がわかる記述があります。
今回は、歌の背景となった橘曙覧と松平春嶽の交流を示す資料を紹介します。 展示資料
▼『志濃夫廼舎歌集』
(県立図書館蔵。与謝野礼巖・鉄幹・晶子旧蔵書)
松茸の和歌を載せる ▼「越前国地理便覧」(松平文庫1209)
松茸山の場所を示す ▼「御用日記」(松平文庫705)
茸狩りと松茸お裾分けの様子を詳述する ▼「越前国四ツ割之絵図」(松平文庫1193)
春嶽一行の茸狩りのルートを示す ▼「給帳」(松平文庫897)
曙覧に松茸を届けた河崎三郎助について ▼『松平春嶽遺稿』(県立図書館蔵)
春嶽と曙覧の間を仲介した河崎三郎助 ▼「雑輩之類剥札」(松平文庫918)
藩が曙覧に合力米を支給したことについて
配布物
展示解説シートを配布します。
| 『志濃夫廼舎歌集』初版本 「御用日記」元治二年九月五日条 『春嶽遺稿』 |
期 間 平成28年9月6日(火)~平成28年10月26日(水)
場 所 図書館閲覧室入口付近
「福井藩士の由緒書にあらわれる真田信繁・大谷吉継・石田三成」
松平文庫テーマ展「福井藩士の由緒書にあらわれる真田信繁・大谷吉継・石田三成」【終了しました】
NHK大河ドラマ「真田丸」の放映により、真田信繁(幸村)や石田三成、大谷吉継に注目が集まっています。
今回は、松平文庫に収められた藩士の由緒書をひもとき、真田信繁や石田三成、大谷吉継とゆかりのある藩士の先祖の履歴について紹介します。
主な展示資料
(1)「わが家のご先祖様は真田信繁(幸村)のいとこです」 ▼藩士真田信正:真田信繁の叔父昌輝の子(昌幸の甥)
[展示資料]「御家中先祖由緒書」「姓名録」
「福井藩士先祖由緒書」
「武田二十四将図」
(2)「わが家のご先祖様は大谷吉継の孫です」 ▼藩士大谷重政:関ヶ原の戦で亡くなった敦賀城主大谷吉継の三男の子(甥の子とも)
[展示資料]「御家中先祖由緒書」「大谷吉継肖像」
(3)「わが家のご先祖様は石田三成を生け捕りました」 ▼藩士田中経高:経高の父経為が関ヶ原の戦後、石田三成を生け捕る
[展示資料]「福井藩士先祖由緒書」「関ヶ原日記」
「常山紀談」「石田三成肖像」
「石田三成生捕覚書」
配布物
展示解説シートを配布します。
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由緒書(1) 「御家中先祖由緒書」
松平文庫九三八号 由緒書(2) 「御家中先祖由緒書」
松平文庫九三八号
由緒書(3) 「御家中由緒書」
松平文庫九四七号 |
期 間 平成28年6月24日(金)~平成28年8月24日(水)
場 所 図書館閲覧室入口付近
◆関連行事◆講演会「真田信繁と大谷吉継、そして越前松平家」【終了しました】日 時:平成28年7月30日(土)14:00~15:30
会 場:県立図書館 多目的ホール
講 師:黒田 基樹 氏(駿河台大学教授 NHK大河ドラマ「真田丸」時代考証担当)
対 象:どなたでも
その他:要申込(申込先:
県文書館0776-33-8890)・参加無料
「福井城址で捕殺されたのは最後のニホンオオカミだったのか?」
期 間 平成28年4月22日(金)~平成28年6月22日(水)
場 所 図書館閲覧室入口付近
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